さまざまなジャンルを網羅するオムニバスアルバム「Agitation Clysis」
「Bush Out」と名付けられた今作はシリーズ新機軸となる疾走感と躍動感にあふれるROCKバンドを集めた激ハイブリッドな作品となっており、いち早くこの音源に触れた、エンタメ総合メディア【SPICE】総合編集長の秤谷建一郎氏はこう語る。
「ロックという定義は果てしなく広く、受け手側がどう感じるか、どう人に話すかによってもその趣は変わる。そういう意味で、このアルバムは僕としては「ロック」とも「パンク」とも「ポップス」とも色々な側面で捉えることができるんだけど、そういう意味でこのごちゃ混ぜで、今かっこいい音楽詰め込んだからとにかく聴いてくれ!と言われているような、このパッケージの主張自体が「ロック」なんだろう。まだまだ日本には、こんなに良質な音楽の才能の煌めきが眠っていて、聴くべき音はこんなにもあるのだと気付かされた。色々なしがらみも何もない状態でしか出しえない、彼らが放つ「衝動」と「ポテンシャル」を感じろ。」
エナジー溢れるそのポテンシャルに触れずにはいられない12アーティストによる激演コンピレーションンアルバム。

LZLNV-013/¥3,000(tax out)2016.09.14 Release
■収録曲/アーティスト
01.Make U By My Hands / ALPHASE
02.Drop of rain / Aziam
03.情熱の鼓動 / Bakura
04.FLY AWAY / JUSTIN UNDER WORLD
05.SAVIOR / Mr.EggPlant
06.アズライト / PHONICLINE
07.F(is not dead) / Pulse Factory
08.ハイライト / RED in BLUE
09.NEW DAY / RHEDORIC
10.GEEK / RIGEL
11.hikari / SIXXXXX
12.Awake / Spiral Staircase
■収録アーティスト紹介
text by エンタメ総合メディア【SPICE】総合編集長:秤谷建一郎
ALPHASE

Vo:TAKASHI,Vo:Ken,Gt:Hiro,Ba:Shin,Dr:Shaadi,Gt:Toshiki
激情的かつ非常に美しいメロディラインと多様なシャウトが織りなすエモヘビーロック。Bring me the horizonに象徴される次世代ラウドのアンセムなどを、うまく自分達に落とし込んで消化させ、あくまで日本人がやるロックに昇華させているのは見事。英詞でしかできないリズム表現も堂に入っていて、曲としてのクオリティが高いし、単純にカッコイイ。
【OFFICIAL HP】http://www.alphase.info/
Vocal:Naoto,Guitar:Ray,Bass:NOZ
様式美と現代メタルコアが混ざり合ったサウンドクリエイトながら、多くの人間へ届きやすいメロアプローチで届けてくる。所々耳に、いい意味での違和感を残し、IRON MAIDENのような古き良きメタルと、実に現代的なサウンドが共存している。様々な年齢の人間が聴いても飽きのこないサウンドがとても興味深い。
【OFFICIAL HP】http://aziam-official- website.tumblr.com
Vo:克洋,Dr:ただっち,Gt:幸平,Ba:Gumbo
異常に素直に飛び込んでくるボーカルと、エレクトロなロックが信じられないくらい自然に調和を遂げている。青春パンクを聴いているような暑苦しさと、エッジの効いたロックの爽快感を同時に楽しめる。個性あるボーカルの声は必聴。
【OFFICIAL HP】http://bakura.jp/
Vo:Ryu,Ba:Joe,Gt:Rokky,Dr:TAKUTO,Gt:Kz
前3バンドとは打って変わって、ポップスアプローチのロック。アニメのオープニングで流行ってる曲ですと言われても全く違和感がないくらい、メジャー感と開放感溢れるグッドミュージック。曲中のテンポチェンジなどが「一筋縄ではいかない」と感じさせる。
【OFFICIAL HP】http://www.justin-under- world.com
Vo:Ryuji,Dr:Shun,Gt:MaoTo,Ba:Maru
刺さる歌詞と、非常に耳心地の良いボーカルの声で、なんだか少しキュンとしてしまう。下北系ロックをベースに様々な要素が取り込みつつ、どちらかというとシンプルなサウンドだからこそ、スッと心に入り込んでくる。そこはかとないノスタルジーを感じるはなぜなんだろう。
【OFFICIAL HP】http://www.mreggplant.net/
Vo:Chisato,Ba:Kanta,Gt:Io,Dr:Atsushi
自然に体が動いてしまう4つ打ちのキックに、シンセ混じりのダンスロック的要素がありながら、何ともカタルシスを感じるボーカルが良い。明るくノリノリで踊ろうというより、「キュンとくるダンスロック」ってなんか新しい。構成的にもロックなリフ、ギターソロ、8分の刻みなど多くの要素で耳を楽しませてくれる。
【OFFICIAL HP】phonicline.com
Vo:Nobu,Ba:Katsutoshi,Gt:Yussan,Dr:G2,Gt:Masaki
1曲通してとにかくストレート。直球でリスナーにバンバン投込むんだという衝動を感じる。特にガンガン言葉をぶつけてくるボーカルが、とにかく圧倒的に気持ち良い。演奏面では勿論Bメロで拍を変えてみたりなど、この真っ直ぐなボールを届けるための演出が用意されているのだから、やはり「届ける気持ち」が真っ直ぐなんだろう。
【OFFICIAL HP】http://pulsefactory.net
Vo:高橋 祐揮 Dr:ざっきー,Gt/Cho.:ぐっち,Ba/Cho:やすぽん
ここまで剥き出しで、感情的でエモいボーカルは本当に気持ち良い。個性的で灰汁が強いと、普通はしつこくなることもあるんだが、曲の展開やベースラインの妙で全くそれを感じさせない。
【OFFICIAL HP】http://www.redinblue.info/
Vo:雄志 Gt:TOMO,Gt:須賀勇介,Ba:時雨,Dr:成華
とても新しいサウンドに聞こえる。一言で言うなら「エレクトロパンク」。NOFXなどのクラシックなメロディックパンクなリフや、アグレッシブなリズムパターンを踏襲しながら、非常に効果的なエレクトロ、シンセフレーズが耳にとても残る。そして叙情的で圧倒的なボーカル力で、その上に実に日本的な「泣きのメロディ」が乗る。実に理想的で革新的な爽快パンク。サークルモッシュしたくなる(笑)
【OFFICIAL HP】Vestimitation.com
Vo:遠藤 駿,Gt:石井 圭太,Ba:谷口 布由己,Dr:高松 英一
ラウドヘビー&グッドメロディという鉄板の組み合わせを、忠実かつジャパニーズロックならではのメロディ構成で、グッとくるロックに仕上げている。Bullet for my vallentineなどのメタル&エモメロなどが好きな人は、すんなり入っていける。あえてストレートなダイナミクスが心地良い。
【OFFICIAL HP】http://www.rigel-official.com
Vo:たつき,Ba:shushi,Gt:タケル,Dr:齊藤
多様で入り組んだリズムワークと、ドキッとするフィルインにブレイク。多くの仕掛けとブレイクダウン的アプローチに、終始耳につくギターのフレーズが聞き終わってもまだ耳に残る。
【OFFICIAL HP】
Vo:Mizuki,Gt:TeiQ,Gt/Cho:Yasuto,Dr:Takuto,Ba(サポート):NAO
ハスキーで伸びのある女声ボーカルが、横乗りのロックに非常に合う。
【OFFICIAL HP】